記事内にプロモーションを含みます

電車の騒音に防音カーテンは意味ない!賃貸でもできる現実的な騒音対策とは

音/熱環境の悩み
この記事を書いた人

省スペースで快適な暮らしのアイデアを発信します。

▷一級建築士
▷音と熱環境のプロ
▷インテリアコーディネーター
▷スぺパ重視の合理主義者

星 悠真 (ほし ゆうま)をフォローする

「電車の音がうるさくて眠れない」

「防音カーテンって意味あるの?」

そんな不安を感じている方へ。

この記事では防音カーテンの効果と限界賃貸でもできる騒音対策を解説します。

星 悠真
星 悠真

私は一級建築士として、音と熱環境の設計に数多く携わってきました。騒音対策は正しい方法を選べば体感的にも大きな違いが出ます。

防音カーテンは電車の騒音に本当に効果があるのか?

防音カーテンは、人の話し声や楽器音には効果的です。

ですが、電車の騒音対策には効果がありません

電車の「ゴォーッ」という音は主に低音域

多くの防音カーテンは中〜高音(1000Hz以上)に効果がありますが、低音への遮音性はほとんどありません

実際、遮音効果は1〜2dB程度にとどまります。

騒音レベルが80dB近い線路沿いでは、2dBの低減だけでは効果を感じられません。

電車の騒音対策として、防音カーテンを購入するのはすすめできません

「本当に効果がある」防音対策は何か?

住宅における最も有効な騒音対策は二重サッシ(内窓)です。

これは音の主な侵入口である「窓」にもう一枚ガラスを加える構造で、

大幅な遮音性能アップが見込めます。

ただし問題は、原状回復の観点から賃貸では導入が難しく価格も高いという点です。

内窓の取り付けには工事が必要で、オーナーや管理会社の許可も求められます。

星 悠真
星 悠真

逆に、予算に余裕があり大家と交渉できれば、賃貸での二重サッシの導入は最もおすすめです。

二重サッシが難しい方に、私がおすすめするのが、

ロックウールボード+ホワイトノイズマシンの併用です。

遮音対策と心理的な音のマスキングを組み合わせることで、

現実的かつ効果的な対応が可能になります。

賃貸でもできる!ロックウールボードで窓をふさぐ防音対策

ロックウールとは?

ロックウールとは、玄武岩などを高温で溶かして繊維状に加工した吸音・断熱性の高い素材です。

音のエネルギーを内部で拡散・吸収する働きがあり、スタジオや音響室の壁材にも使われています。

設置方法のポイント

  1. 窓サイズに合わせてロックウールボードをカット
  2. 表面に硬質MDF板を貼ると遮音性と美観がアップ
  3. 窓枠内にしっかりとはめ込むだけでOK
  4. 結露対策として、窓ガラスとの間に空気層を確保
  5. 空気層にはシリカゲルを設置(結露対策)

サイズに合わせてDIYが必要ですが、この方法なら、

壁や建具を傷つけずに取り外しも可能なので、賃貸でも実践できます。

▼ロックウールボード

▼硬質MDF板

▼シリカゲル

窓自体の隙間はテープでふさぐ

窓サッシの気密性がそもそも低く、

窓やドアの隙間から音が入りやすい場合、

すき間テープやパッキン材を使って気密性を上げることが有効です。

特に築年数が経っている古い物件で有効です。

開け閉めに支障が出ないよう注意しながら、上下左右の枠を丁寧に処理しましょう。

ホワイトノイズマシンで不快な電車音を「聞こえにくく」する

image : Amazon

ホワイトノイズマシンは、一定のノイズを流すことで、

外からの不快な音をマスキングする機器です。

ホワイトノイズマシンを使って、騒音と周波数が近い音を意図的に発生させることで、

不快な音が聞き取りにくくなります。

音を完全に消すのが難しい賃貸では、

「聞こえるけれど気にならない環境を作る」という考え方が重要です。

星 悠真
星 悠真

私自身も過去に住んでいたアパートで隣人の騒音対策として、ホワイトノイズマシンを使っていました。体感ですが、騒音は70~80%ほど低減されましたよ。

「ロックウールボード+ホワイトノイズマシンの併用」で物理的にも心理的にも騒音を軽減できます。

「窓を完全に塞ぐのはちょっと…」

という方は、まずはホワイトノイズマシンから試してみてはいかがでしょうか。

▽ホワイトノイズマシン詳しく知りたい方はこちらをチェック▽

まとめ|二重サッシが最も効果的だが、賃貸では現実的な選択肢が必要

電車の騒音に悩んでいる方にとって、最も効果があるのは窓を二重サッシ化する方法です。

しかし、賃貸物件ではこの方法にはいくつかの大きなハードルがあります。

  • 工事が必要で、原状回復義務との整合が取れない
  • 管理会社や大家の許可が必要
  • 数万円〜10万円以上の費用がかかる

つまり、遮音性は高くても、賃貸では簡単に導入できないのが現実です。


そこで、この記事で提案したのが、

賃貸でも実行可能な「ロックウールボードで窓をふさぐ方法」と「ホワイトノイズマシンの併用」です。

「完全な静けさ」を手に入れるのは難しくても、

できる限り音の侵入を減らし、残った音を気にならなくするという戦略をとることで、

騒音による生活のストレスは大幅に軽減できます。

  • 二重サッシは理想的だが、賃貸では現実的でない
  • ロックウール+MDF板で物理的に音を遮断
  • ホワイトノイズマシンで心理的に音をマスキング

この組み合わせこそが、今すぐにでも実践できて、かつ実際に効果を感じられる現実的な対策です。


「防音カーテンでは効かない…」

「でも、引っ越しは難しい…」

そんな方こそ、この合わせ技で暮らしを変える第一歩を踏み出してみてください。

静かな部屋は、きっと生活の質を一段上げてくれます。

▽合わせてこちらもチェック▽

運営者プロフィール

省スペースで快適な暮らしのアイデアを発信します。

▷一級建築士
▷音と熱環境のプロ
▷インテリアコーディネーター
▷スぺパ重視の合理主義者

星 悠真 (ほし ゆうま)をフォローする

Amazon Primeで効率的&お得な暮らしを実現しよう!

快適で合理的な生活を叶えるためには、便利でお得なサービスが欠かせません。

そこでおすすめなのがAmazon Primeです!

【30日間の無料体験キャンペーン中!】

◎Amazon Prime会員のメリット

  • 送料無料
    家具や家電などの大型商品の配送料も無料だから、気軽に模様替えや買い替えができます。
  • お急ぎ便・日時指定便が無料
    必要なものを最短で受け取れるため、急なニーズにも柔軟に対応。効率的な生活をサポートします。
  • プライム限定セール
    年に数回開催されるビッグセールで、人気の家電やインテリアをお得にゲット!コスパ重視派には見逃せません。
  • 映画やドラマが見放題(Prime Video)
    リラックスタイムには映画やドラマを楽しみ放題。効率的な息抜きにも最適です。
  • 電子書籍が読み放題(Prime Reading)
    本棚いらずで、狭い部屋でも多くの書籍を楽しめるのが魅力。読書好きにもおすすめです。

Amazon Prime会員なら、快適かつ効率的な暮らしを手軽に実現できます。

ぜひこの機会に会員になって、お得でスマートな生活を始めましょう。

▶詳しくはこちら:Amazon Prime【30日間の無料体験】

音/熱環境の悩み
星 悠真 (ほし ゆうま)をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました