「賃貸だから寝室にエアコンを付けられない…」
「リビングは暖かいのに、寝室だけ寒い…」
「寝室に暖房器具を置きたいけど、何を選べばいいかわからない」
そんな悩みを抱えていませんか。
賃貸では、原状回復の観点から寝室にエアコンを設置できないケースが多いです。
この記事では、エアコンが付けられない賃貸でもできる寒さ対策を、建築士の視点から6つ紹介します。
【この記事の結論】
・「6つの対策」で寝室は暖かくなる
・複数の対策を組み合わせよう

寝室にエアコンがないマンションに住む私も実践している方法を紹介します!
寝室にエアコンがないと寒くなる理由

なぜリビングは暖かいのに寝室だけ寒いのか、主な原因は次の2つです。
暖気が寝室まで届いていない
暖房時は、暖められた空気が上昇するため、天井付近に暖気がたまりやすくなります。
そのため、リビングのエアコンを動かしていても、
- 天井付近は暖かい
- 床付近は寒い
- 隣室まで暖気が届きにくい
という温度ムラが生じることがあります。
寝室の窓から熱が逃げている
冬に暖房の熱が窓から逃げる割合は約6割と言われています。寝室に窓がある場合、窓から熱が逃げれば室温は上がりにくくなります。
特に、
- 大きな窓がある
- 古いサッシ・単板ガラス
- 窓際にベッドがある
といった条件では、窓まわりの冷えを感じやすくなります。
寝室にエアコンがない賃貸の寒さ対策6選
今回紹介する方法は次の6つです。寝室にエアコンがない我が家でも実践している対策です。
①リビングの暖気をサーキュレーターで送る
②部屋全体を暖めたいなら「オイルヒーター」
③短時間で良いなら「電気ストーブ」
④布団内のみ暖めたいなら「電気布団」
⑤「断熱カーテン」で空気の層を作る
⑥「窓用断熱シート」でガラス自体の熱抵抗を上げる

それぞれの特徴、暖かさ、電気代の目安を詳しく見ていきましょう。
①リビングの暖気をサーキュレーターで寝室に送る

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もしリビングにエアコンがあり、寝室とつながっているなら、まず試してほしいのがサーキュレーターの併用です。暖房時は暖かい空気が上にたまりやすいため、その暖気をサーキュレーターで寝室側へ送り込みます。
電気代は1時間1〜2円ほどと安く、夜通し運転しても月100円前後で済みます。

冬場の暖房時は、リビングのエアコンの対角線上にサーキュレーターを置き、寝室のドア上部を狙って風を送ります。
暖かい空気は常に天井に張り付いているため、その暖気を寝室の奥まで強制的に送る必要があります。 ドアの「下がり壁」のわずかな隙間を目掛けて、斜め上45度以上の角度で風を打ち込んでください。
このとき、低い位置から風を送るよりも、椅子や棚の上にサーキュレーターを置く方が効率が上がります。 天井付近の最も暖かい層を直接捉えて寝室へ流し込むことで、足元の冷え込みを緩和できます。

エアコンの設定温度も低めにできるため、電気代の節約にもつながるのもメリットです。
【参考】我が家における冬のサーキュレーター配置
参考に、以下は我が家の間取りと、冬に実践しているサーキュレーターの置き方です。

エアコンがある部屋が離れているなら?サーキュレーターを2台使う方法

リビングと寝室が廊下などで4m以上離れている場合、1台では風が届かないことがあります。
そんなときは、サーキュレーターを2台使うのが効果的です。
1台目をリビングの天井付近に設置し、暖気を廊下へ向けて斜め下に吹き降ろしてください。 2台目は寝室の入り口に置き、廊下の上部を流れてきた暖気を寝室の床付近へ向けて送り込みます。
リビングの天井に溜まってしまう熱エネルギーを、2台のサーキュレーターで強制的に寝室の足元へ誘導します。

参考に、私の仕事部屋もエアコンが無いため、以下のようにサーキュレーター2台を使って暖気を送っています。

【注意点】サーキュレーターの失敗しない選び方
エアコンの暖気を寝室まで届けるためには、サーキュレーターには廊下や壁という障害物を越えて風を届けるパワーが求められます。
そこで、サーキュレーター選びで最も重要なのはリビングの畳数に「プラス5畳~10畳」した適用畳数のモデルを選ぶことです。

以下は、リビングの広さ別のサーキュレーターおすすめモデルです。
②部屋全体を暖めたいなら「オイルヒーター」

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「寝室で長時間過ごす」
「寝室で仕事をする」
「読書などをしながら、部屋全体を暖めたい」
という場合は、オイルヒーターがおすすめです。
オイルヒーターは内部のオイルを電気で温め、その熱を放射することで部屋をじんわり暖める仕組みです。なお、石油ストーブやガスファンヒーターは基本的に賃貸では使用できませんが、オイルヒーターは電気暖房器具なので賃貸でも使用可能です。
一方で、注意したいのが暖まるまで時間がかかること。スイッチを入れてすぐに部屋が暖かくなるタイプではありません。
そのため、「今すぐ暖まりたい」という使い方には向きません。反対に、「寝室をじっくり長時間暖めたい」という使い方なら選択肢になります。

長時間使用すると電気代が高くなりやすいことには注意が必要です。電気代を重視するなら、窓の断熱などを組み合わせて使用時間や暖房負荷を抑えることが重要です。
③短時間で良いなら「電気ストーブ」

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「寝室全体を暖める必要はない」
「寝る前の着替えだけ暖かくしたい」
「朝起きてから布団を出るまでの短時間だけ寒さを和らげたい」
という場合は、電気ストーブがおすすめです。
電気ストーブは、電気を熱に変えて、放射熱によって身体を直接暖めます。そのため、スイッチを入れてからすぐに暖かさを感じやすいのが特徴です。
ただし、部屋全体を暖める暖房ではなく、身体を直接暖める暖房ということは覚えておきましょう。寝室全体を何時間も暖めたいのであれば、オイルヒーターやエアコン暖房が適しています。

オイルヒーターと同様に、長時間使用すると電気代が高くなりやすいことには注意が必要です。あくまでも短期間の使用を心がけましょう。
④寝る時に布団内のみ暖めたいなら「電気毛布」

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就寝時に「寝室全体が暖かくなくても、布団の中が暖かければいい」という場合は、電気毛布が有力な選択肢です。
電気毛布は、部屋全体ではなく布団の中のみを暖めます。寝室の室温が低くても、布団の中が暖かければ良いという方におすすめです。
電気毛布の大きなメリットが、電気代の安さです。製品によって消費電力は異なりますが、例えば消費電力50Wの電気毛布を8時間使った場合でも約12円です。

ただし、電気毛布は低温やけどのリスクがあるため、取扱説明書に従って使用してください。
④「断熱カーテン」で空気の層を作る
ここからは「暖房する」のではなく、暖めた部屋の熱を逃がさない対策です。

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寝室に窓があるなら、ぜひ取り入れたいのが「断熱カーテン+カーテンライナー」です。
断熱カーテンは、厚手の生地や裏地などによって、窓からの熱の出入りを抑えることが期待できます。
さらにおすすめしたいのが、カーテンの内側に取り付けるカーテンライナーです。カーテンと窓の間にもう一つ層を作ることで、窓と室内の間に空気の層ができます。この「空気の層」が熱の移動を抑える役割を果たします。

ライナーを床に10cmほど垂らすことで、窓からの冷気が室内に侵入する隙間を塞ぎます。 このわずかな隙間が空気層となり断熱材の代わりになります。
⑤「窓用断熱シート」でガラス自体の熱抵抗を上げる

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「カーテンだけではまだ窓が寒い」
という場合は、窓用断熱シートを使う方法があります。
ガラスに直接貼る窓用断熱シートは、空気の粒を閉じ込めた構造で熱の伝わりを遅らせます。 梱包用のプチプチに似ていますが、住宅用は紫外線に強く劣化しにくいのが特徴です。
窓ガラスと室内の間に「空気層」を一層追加するイメージです。 「水で貼れるタイプ」なら、退去時の原状回復も簡単で賃貸でも安心です。

貼るだけで窓ガラス表面の温度低下を抑え、結露の発生も抑制します。
築年数が古い賃貸ではすきまテープが有効

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窓やドアのサッシ部分には、わずかな隙間から外気が入り込んでいます。この「すきま風」を防ぐのが、すきまテープの役割です。
特に築年数が古い賃貸ではサッシの密閉性が低く、冷たい空気が床付近に溜まりやすいのですが、テープを貼ることで冷気を大幅に遮断できます。コストも安く、DIYが苦手な人でも簡単に取り付けられる点が魅力です。

ただし、粘着部分が残りやすい商品もあるため、賃貸では「剥がしやすいタイプ」を選ぶことが大切です。
寝室でおすすめしない暖房器具は?
エアコンがない賃貸の寝室で、個人的におすすめしない暖房器具は「石油ストーブ・ガスファンヒーター」「パネルヒーター・ホットカーペット」「セラミックファンヒーター」です。
NG対策①:石油ストーブ・ガスファンヒーター

暖かさや電気代の観点では、石油ストーブやガスファンヒーターはとても優秀です。しかし、賃貸ではそれらの使用について、禁止・制限を設けている物件がほとんどです。
まずは住んでいる物件のルールを確認しましょう。
NG対策②:パネルヒーター・ホットカーペット

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パネルヒーターやホットカーペットは、足元などの局所暖房としては便利な暖房器具です。エアコン暖房なしのデスクワーク時など、長時間座って過ごす作業と相性が良いです。
しかし、今回のテーマである「エアコンがない寝室を暖かくする」という目的では、優先順位は低いと考えています。
パネルヒーターは基本的に、机の下など限られた範囲を暖めるものです。ホットカーペットも、床に接している身体を暖めることには向いていますが、寝室全体の空気を暖める暖房器具ではありません。
NG対策③:セラミックファンヒーター

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セラミックファンヒーターは、電気で発熱した熱をファンで温風として送り出す暖房器具です。スイッチを入れると比較的早く温風が出るため、短時間の暖房には便利です。
しかし、広い寝室全体を暖めるのには向いていないので「寝室の寒さ対策」という目的ではおすすめしません。
今の電気代を賢く下げるなら「アルカナエナジー」
暖房器具をフル活用するなら、電力会社そのものを見直すのが最も確実な節約術です。アルカナエナジーは、電力単価の安さと分かりやすさで選ばれている新電力です。
① 基本料金はずっと「0円」
従来の電力会社のような「契約しているだけでかかる基本料金」がありません。使った分だけを支払うシンプルな仕組みなので、今の電気代が高いと感じている方に最適です。
② 24時間ずっと「一律の格安単価」
「昼間は高い」といった複雑な制限はありません。深夜・早朝・昼間いつでも同じ格安単価。テレワーク中や休日も、時間を気にせずエアコンを使えるようになります。
③ 工事・立ち会いは一切不要
今の設備をそのまま使うので、工事の手間や停電の心配もなし。スマホから簡単に乗り換え手続きが完了し、最短で電気代の負担を減らせます。
まとめ:「暖房する」だけでなく「熱を逃がさない」ことが重要
寝室にエアコンがない賃貸でも、寒さ対策はできます。
今回紹介したのは次の6つです。
①リビングの暖気をサーキュレーターで送る
②部屋全体を暖めたいなら「オイルヒーター」
③短時間で良いなら「電気ストーブ」
④布団内のみ暖めたいなら「電気布団」
⑤「断熱カーテン」で空気の層を作る
⑥「窓用断熱シート」でガラス自体の熱抵抗を上げる
電気代まで考えるなら、特に意識してほしいのが、「暖房器具を増やす前に、今ある熱をうまく使う」ということです。
リビングにエアコンがあるなら、サーキュレーターで暖気を寝室へ送る。
そして、断熱カーテンやカーテンライナー、窓用断熱シートで窓から逃げる熱を減らす。
それでも寒い場合に、
- 部屋全体を暖めるならオイルヒーター
- 短時間なら電気ストーブ
- 布団の中だけ暖めるなら電気布団
というように、目的に合わせて暖房器具を追加しましょう。
複数の対策を組み合わせて、自分の寝室に合った方法を取り入れてみてください。





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