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【検証】温風サーキュレーターは電気代が高い?一級建築士が選び方を解説

寒さの悩み
この記事を書いた人

▷一級建築士
▷インテリアコーディネーター
▷家電ライター

住まいの寒さ・暑さ・騒音問題。
ただ家電や家具を買うだけでは解決できません。
なぜなら、問題の多くは部屋自体の構造に起因するから。
建築設計のプロだからこそ知っている、家電・家具選びの新常識をお伝えします!

星 悠真 (ほし ゆうま)をフォローする

一級建築士の星悠真です。

「エアコンでは部屋が暖まりにくい」「エアコンを使っているのに足元が冷える」

このような悩みを感じていませんか?

近年、そんな悩みを解消するとして注目されているのが、温風サーキュレーターです。

しかし、「電気代が高いらしい」「普通のサーキュレーターとの違いがよくわからない」と感じている方も多いでしょう。

星 悠真
星 悠真

この記事では、温風サーキュレーターの電気代・効果・使い方を徹底検証します。

この記事を読むことで、

  • 光熱費をできるだけ抑える方法
  • 部屋の寒さを効率的に改善する方法
  • 「あなたの目的に合った最適なサーキュレーターの選び方」

が明確になります。

温風サーキュレーターとは?普通のサーキュレーターとの違い【電気代の視点から解説】

image : Amazon

結論から言うと、温風サーキュレーターの電気代はやや高めです。

具体的な電気代を見てみましょう。

普通のサーキュレーター|空気を循環させる「補助家電」

まず普通のサーキュレーターの電気代を見てみましょう。

普通のサーキュレーターはモーターで風を送り、部屋の空気をかき混ぜることを目的としています。

消費電力はおよそ20〜40W程度で、1時間あたりの電気代は約1円前後しかかかりません。長時間使っても電気代を気にせず利用できる点が魅力です。

エアコンの風を部屋全体に広げる、空気を循環させるなどの「効率化目的」で使われます。

温風サーキュレーターは「風+暖房」のハイブリッド家電

温風サーキュレーターは、送風しながら温風を出すヒーター機能を備えています。

つまり、風で空気を動かしつつ、自ら発熱して暖房効果を発揮します。

消費電力はおよそ500〜1200Wで、1時間あたりの電気代は約15〜35円程度です。

普通のサーキュレーターとの違いを比較

項目普通のサーキュレーター温風サーキュレーター
主な役割空気循環暖房+空気循環
消費電力約20〜40W約500〜1200W
電気代(1時間)約1円約27円
向いている使い方エアコンの風を拡散足元や局所を暖める
メリット電気代が安い・省エネ足元の冷え解消・体感温度UP

普通のサーキュレーターは省エネ重視で、空気の循環に向きます。

一方、温風サーキュレーターは電気代は高めですが、快適性を重視したい方に向いています。

最近の高断熱・高気密住宅であれば普通のサーキュレーターで十分ですが、「足元の冷え」や「暖まりにくい部屋」を改善したい場合は、温風サーキュレーターの方が効果的です。

星 悠真
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また、天井が高いリビングや北向きの部屋では温風サーキュレーターの方が体感温度を上げやすいです。

温風サーキュレーターは部屋干しにも便利

温風サーキュレーターは、暖房補助だけでなく洗濯物の部屋干し乾燥にも役立ちます。サーキュレーターを使うかどうかで、乾燥時間は2倍以上の差が出ます。

使用環境乾燥時間(目安)電気代(1時間)仕上がり特徴
サーキュレーターなし約8〜10時間0円生乾きリスクあり湿気がこもりやすい
普通のサーキュレーター約4〜5時間約1円均一に乾く風の循環でムラ防止
温風サーキュレーター約2〜3時間約15〜35円ふんわり乾く暖房補助にも使える

温風サーキュレーターの電気代は高い?他暖房器具との比較

温風サーキュレーターはヒーター機能を備えているため、他の暖房器具と同じく消費電力が大きいのが特徴です。

主な暖房器具の電気代比較

家電消費電力(W)1時間あたりの電気代向いている用途
エアコン(6畳)約600W約16円部屋全体の暖房
セラミックヒーター約1200W約32円局所暖房
オイルヒーター約1000W約31円長時間の使用
温風サーキュレーター約1000W約27円足元や補助暖房
普通のサーキュレーター約30W約1円空気循環のみ

このように、温風サーキュレーター単体の電気代は確かに高めです。

しかし、サーキュレーターはエアコンと併用すると暖房効率を高めるため、設定温度を1~2度下げることが可能です。

エアコン併用時の電気代比較|温風サーキュレーターと普通のサーキュレーターの違い

温風サーキュレーターは単体で使うと電気代が高くなりますが、エアコンと併用すると設定温度を下げられるため、むしろ全体の電気代が下がる場合があります。

以下は、パターン別の電気代の一例です。

使用パターンエアコン設定温度平均消費電力電気代(1時間)特徴
エアコン単体24℃約700W約22円標準的。暖まりにムラあり
エアコン+普通のサーキュレーター22℃約550W約17円均一に暖かく、省エネ重視
エアコン+温風サーキュレーター22℃約950W
(エアコン550W+サーキュレーター400W)
約21円足元まで暖かく快適性UP
温風サーキュレーター単体約1000W約27円局所暖房。主暖房用途では非効率

比較からわかるポイント

  • サーキュレーターを併用すると、エアコンの設定温度を下げても暖かく感じる
  • 光熱費削減が目的なら「エアコン+普通のサーキュレーター」。
  • 体感温度UPを求めるなら「エアコン+温風サーキュレーター」。
星 悠真
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つまり、あなたの目的によって選ぶべき組み合わせは異なります。

なお、普通のサーキュレーターの選び方とおすすめモデルは以下の記事で紹介しています。是非参考にしてください。

サーキュレーターは部屋の広さで決める!選び方と厳選7選|一級建築士厳選【2025年版】

なぜ「温風サーキュレーター単体より併用の方が安い」のか

  1. 出力制御が違う
     単体使用では常に最大出力、併用では断続的な低出力運転になる。
  2. エアコンの設定温度を下げられる
     温風サーキュレーターが足元の冷えを補い、エアコンの負担を減らす。
  3. 暖房効率が上がる
     暖気が均一に行き渡り、エアコンの運転時間が短縮される。

つまり、温風サーキュレーター単体では「自力で暖める」ため電気代が高くなりますが、エアコンと組み合わせることで「補助として短時間・低出力で使える」ため、全体のエネルギーコストが下がるというわけです。

一級建築士が教える!目的別おすすめの使い方と選び方

目的おすすめの組み合わせ理由
光熱費を削減したいエアコン+普通のサーキュレーター消費電力が低く暖気を効率的に循環
快適に暖まりたい・足元が冷えるエアコン+温風サーキュレーター局所暖房+体感温度UP
暖まりにくい構造の部屋エアコン+温風サーキュレーター暖気を下に押し下げ効果的

建築士の視点から見ると、「断熱性の高い部屋」「狭い部屋」では普通のサーキュレーターで十分。

一方で、「断熱性が低い」「天井が高い」など暖まりにくい空間では、温風サーキュレーターの効果が大きいです。

温風サーキュレーターおすすめ3選【一級建築士が厳選】

消費電力、静音性、手入れのしやすさを考慮して厳選した温風サーキュレーターを3つご紹介します。是非参考にしてください。

【第1位】山善(YAMAZEN) サーキュレーター HOT&COOL YAR‑ZD171

image : Amazon

「部屋干し」「温風」「送風」の3モードを搭載しており、洗濯物の乾燥から冬の暖房補助、夏の送風までオールシーズン活躍します。特に衣類乾燥モードは部屋干し対策としても効果的です。

送風モードではわずか22W、温風モード1200Wと、用途に応じてしっかり使い分けができるのが魅力。

DCモーターを搭載しているため、風量を落とした際の静音性が高く、寝室や在宅ワーク中でも音が気になりません。リモコン操作・切タイマー機能・上下左右の自動首振り機能を備えており、部屋の隅々まで風を届けられる点も使いやすさのポイントです。

【第2位】スリーアップ ヒート&クール 温冷 サーキュレーター HC-AZ0694WH

image : Amazon

多機能ながらコストパフォーマンスに優れたモデルです。

送風モード38W・温風モード1200Wという数値は標準的ながら、効率の良い温風循環により実用的な暖房補助が可能。

静音性も高いのも魅力です。本体は幅25.5cm・奥行22cm・高さ34cmというコンパクトサイズで、狭い部屋や洗面脱衣所などにも設置しやすい設計です。

【第3位】スリーアップ ヒート&クール 温冷 サーキュレーター HC-T2209-WH

image : Amazon

コンパクト設計と省スペース性に優れたモデルです。

衣類乾燥モードを搭載しており、部屋干しに適した構成となっています。発熱効率を高めた温風構造で、エネルギーを無駄なく使う省エネ設計が魅力。

送風モード38W・温風モード1200Wと消費電力は標準的なモデルです。

まとめ|光熱費を抑えるか、快適さを優先するか

温風サーキュレーターは電気代こそ高めですが、足元の冷えを解消し、部屋全体の暖房効率を上げられる優れた家電です。

光熱費を重視するなら、エアコン+普通のサーキュレーター

快適性を優先したいなら、エアコン+温風サーキュレーター

あなたの部屋の構造と断熱性能を理解したうえで選び、冬をより暖かく、快適に過ごしましょう。

運営者プロフィール

▷一級建築士
▷インテリアコーディネーター
▷家電ライター

住まいの寒さ・暑さ・騒音問題。
ただ家電や家具を買うだけでは解決できません。
なぜなら、問題の多くは部屋自体の構造に起因するから。
建築設計のプロだからこそ知っている、家電・家具選びの新常識をお伝えします!

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