こんにちは、スぺパ建築士の星 悠真です。
狭い部屋やワンルーム、1Kに住んでいると、隣人の生活音や外からの騒音が気になること、ありませんか?

特に壁が薄い部屋では、ちょっとした物音でもストレスを感じやすいものです。
以前、賃貸の防音対策について記事を書きました。
その中でも紹介した騒音対策、「ホワイトノイズマシン」について本記事ではより詳しく紹介します。
おしゃれなインテリアを重視しながら、コスパ良くしっかり騒音対策をしたいという方には「ホワイトノイズマシン」がおすすめです。
一級建築士として多くの建築設計に携わってきた経験から言えるのは、本格的な遮音対策は壁の厚みを増したり二重サッシ工事をする必要があり、コストも数十万円単位でかかる場合が多いです。
一方、ホワイトノイズマシンは、3,000~5,000円程度で入手でき、スペパ・タイパ・コスパすべてを重視する人に向いています。
今回は、狭い部屋やおしゃれな空間にもマッチするホワイトノイズマシンを、価格帯別に厳選して5つご紹介します!
ホワイトノイズとは?効果とメリット
ホワイトノイズとは?

ホワイトノイズとは、すべての周波数の音がまんべんなく混ざったノイズのことです。
具体的には、雨音や波の音、風の音などが代表的です。
これらの音が絶え間なく続くことで、環境音や騒音をかき消す「マスキング効果」が生まれます。
騒音対策として効果的な理由|マスキング効果とは?
「マスキング効果」とは、周波数が近い音を発生させることで、片方の音が目立たなくなる現象です。
例えば、エアコンの動作音で時計の針の音が聞こえにくくなる、などの現象です。
ホワイトノイズマシンを使って、騒音と周波数が近い音を意図的に発生させることで、不快な音が聞き取りにくくなります。
その結果、生活音や外からの騒音がかき消され、リラックスできる環境が整います。

私自身も過去に住んでいたアパートで隣人の騒音対策として、ホワイトノイズマシンを使っていました。体感ですが、騒音は70~80%ほど低減されましたよ。
防音パネルとの違い

多くの方が騒音対策としてイメージするのが、防音パネル(吸音パネル)や遮音カーテンだと思います。
しかし、これらは実際には音を完全に遮断できません。
壁に貼っても吸音効果は限定的で、薄い壁では音が直接伝わります。
一方、ホワイトノイズマシンは音を「かぶせる」ため、より効果的に騒音を打ち消せるのです。
▽防音パネルの効果についてはこちらをチェック▽
ホワイトノイズマシンの選び方ポイント
①音量調整機能
狭い部屋で使う場合、大音量だと逆に気になってしまいます。
音量調整がきめ細かにできるモデルを選ぶと、時間帯や環境に合わせた使い方が可能です。
②タイマー機能
夜間使用では、タイマーがあると便利です。
寝る前にセットすれば、寝落ちしても自動でオフになるため安心です。
③デザイン性
狭い部屋ではインテリア性も重要です。
おしゃれでコンパクトなデザインなら、部屋に自然と溶け込みます。
④電源タイプ
USB充電や電池式など、使い勝手も考慮しましょう。
持ち運びたい場合には、バッテリー駆動のモデルが便利です。
価格帯別おすすめホワイトノイズマシン5選
様々なメーカーからホワイトノイズマシンが発売されていますが、私がおススメするのは「dreamegg(ドリームエッグ)」のホワイトノイズマシンです。
dreameggは快適な睡眠環境をサポートするホワイトノイズマシンの専門ブランドです。
ホワイトノイズマシンは赤ちゃんの寝かしつけグッズとしても有名なこともあり、デザインがイマイチと感じる製品も少なくありません。
その一方、dreameggはデザインがシンプルで洗練されており、インテリアに自然と馴染むため、狭い部屋やワンルームでもおしゃれに使えます。
今回は、dreameggのホワイトノイズマシンの中でも価格帯別に厳選5製品を比較し、それぞれの特徴をご紹介します。
(価格は時期により変動する場合があります)
高価格帯(約5,000円以上):音質と機能性を両立
【第1位】Dreamegg W27

image : Amazon
第1位は、Dreamegg W27です。
多機能でありながらシンプルな操作性を持ち、寝室のインテリアにも馴染むデザイン。
29種類の癒し音(ホワイトノイズ、自然音、ファン音など)を搭載しています。
ライト付きの目覚まし時計機能を備え、スヌーズ機能や大音量設定が可能です。
無段階調光のベッドサイドランプとしても使用でき、時間表示部の明るさも調整可能。
音量調整は30段階で、イヤホンにも対応。
デザイン性 | ★★★★★ 目覚まし時計や間接照明としても使えるデザインが魅力で、インテリア性が高いです。特に無段階調光のランプがスタイリッシュ。 |
音量調節機能 | ★★★★★ 音量調整が非常に細かく、30段階調節が可能。 寝室や外出先など幅広い環境に対応します。 |
タイマー機能 | ★★★★☆ タイマー機能が充実しており、30分、60分、90分など細かく設定できます。 |
コンパクトさ | ★★★☆☆ ベッドサイド用として設計されており、持ち運びには不向き。 固定して使うタイプです。 |
電源タイプ | USB給電 寝室や固定設置向け。常に電源が必要なため、コンセントが必要。 |
【第2位】Dreamegg Sunrise 1

image:Amazon
第2位は、Dreamegg Sunrise 1です。
日の出を模したスタイリッシュなデザインとライト機能が機能性とデザイン性を両立しています。無段階調光可能な9色のライトで、就寝前のリラックスタイムも演出。
W27と同様、29種類の癒し音(ホワイトノイズ、自然音、ファン音など)を搭載しています。
タイマー機能やスヌーズ機能も備え、睡眠導入や騒音対策をサポートします。
デザイン性 | ★★★★★ 目覚まし時計や間接照明としても使えるデザインが魅力で、インテリア性が高いです。特に無段階調光のランプがスタイリッシュ。 |
音量調節機能 | ★★★★★ 音量調整が非常に細かく、30段階調節が可能。 寝室や外出先など幅広い環境に対応します。 |
タイマー機能 | ★★★★☆ タイマー機能が充実しており、30分、60分、90分など細かく設定できます。 |
コンパクトさ | ★★★☆☆ ベッドサイド用として設計されており、持ち運びには不向き。 固定して使うタイプです。 |
電源タイプ | USB給電 寝室や固定設置向け。常に電源が必要なため、コンセントが必要。 |
中価格帯(約3,000~5,000円):コスパに優れたバランスモデル
【第3位】Dreamegg D3 pro

image:Amazon
第3位は、Dreamegg D3 proです。
バッテリー内蔵で持ち運びに便利なタイプです。高音質のステレオスピーカーを採用しています。
外出先でも快適なホワイトノイズを提供し、旅行や出張時にも最適です。
これまでと同様、29種類の癒し音(ホワイトノイズ、自然音、ファン音など)を搭載しています。
無段階音量調節が可能で、イヤホンにも対応しています。
デザイン性 | ★★★★☆ W27やSunrise 1ほどの洗練さはありませんが、シンプルで機能的なデザインが特徴。どんなインテリアテイストにも馴染みます。 |
音量調節機能 | ★★★★★ 無段階の音量調節が可能。 寝室や外出先など幅広い環境に対応します。 |
タイマー機能 | ★★★★☆ タイマー機能が充実しており、30分、60分、90分など細かく設定できます。 |
コンパクトさ | ★★★★☆ コンパクトで持ち運びやすいサイズです。バッテリー内蔵で外出先でも使用可能です。 |
電源タイプ | バッテリー内蔵 USB充電対応で、外出時にも手軽に使えます。 |
【第4位】Dreamegg D1

image:Amazon
第4位は、Dreamegg D1です。
24種類の癒し音(7種のノイズ音、7種のファン音、10種の自然音)を搭載。
無段階音量調節やタイマー機能(30分、60分、90分、連続再生)を備えています。
ナイトライトは常時点灯、呼吸モード、オフの3モードがあり、イヤホンジャックも搭載されています。
USB給電式で、メモリー機能により前回の設定を自動で記憶します。
デザイン性 | ★★★★☆ シンプルで機能的なデザインが特徴です。ナイトライトを中央に配置し、操作性と視認性を両立しています。 |
音量調節機能 | ★★★★☆ 音量調整は可能ですが、上位モデルに比べて調整幅が少し少ない印象です。D1は無段階調整が可能で、イヤホン使用時にも便利です。 |
タイマー機能 | ★★★★☆ タイマー機能が充実しており、30分、60分、90分など細かく設定できます。 |
コンパクトさ | ★★★★☆ コンパクトで持ち運びやすいサイズです。USB給電式なのでコンセントがあれば外出先でも使用可能です。 |
電源タイプ | USB給電 常に電源が必要なため、コンセントが必要。 |
低価格帯(~約3,000円):初めてでも安心なエントリーモデル
【第5位】Dreamegg R30

image:Amazon
第5位は、Dreamegg R30です。
ミニサイズで、持ち運びに非常に便利なモデルです。
16種類の癒し音(自然音、ホワイトノイズ、オルゴールなど)を搭載しています。
音量調整機能やOFFタイマー機能を備え、コンパクトで持ち運びに便利です。
バッテリー内蔵で、外出先でも使用可能です。
デザイン性 | ★★★☆☆ 機能面では申し分ないものの、デザインは非常にシンプルで、特別なインテリア性は感じられません。持ち運びを重視した設計です。 |
音量調節機能 | ★★★★☆ 音量調整は可能ですが、上位モデルに比べて調整幅が少し少ない印象です。 |
タイマー機能 | ★★★☆☆ タイマー機能はあるものの、設定がやや単調で、上位モデルのような多機能性には欠けます。 |
コンパクトさ | ★★★★★ ミニサイズで持ち運びに便利。鞄に入れてもかさばらず、外出先で使いやすいです。 |
電源タイプ | バッテリー内蔵 充電式で、持ち運び時に強みを発揮します。USB充電対応で、外出時にも手軽に使えます。 |
まとめ:ホワイトノイズマシンで快適な音環境を作ろう

狭い部屋や壁が薄い部屋に住んでいると、どうしても騒音問題が発生しがちです。
本格的な遮音工事はコストがかかりますが、ホワイトノイズマシンなら安価かつ手軽に使えます。
今回、使用シーンや用途に応じて選択肢が異なる5つのモデルをご紹介しました。
これらを参考に、生活音や騒音を軽減し、快適で落ち着ける空間を作ってみてください。
おしゃれなインテリアを損なわず、音の悩みを解決しましょう!
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