「え、バストイレ一緒って狭くて使いにくそう…」
一人暮らしの賃貸物件を探しているあなた、そう思っていませんか?
確かに、独立したお風呂とトイレは魅力的。
でもちょっと待ってください!
3つのパ(タイパ・コスパ・スぺパ)をこよなく愛する建築士、わたくし星 悠真は、あえてバストイレ一体型ユニットバスこそが、コスパ・タイパ・スペパ最強の選択肢だと断言します。
なぜそう言えるのか?
それは、私が日々の生活で効率と合理性を追求し、水回りのランニングコストやメンテナンスの手間を徹底的に見直してきたからです。
私自身、バストイレ独立型と一体型、両方の物件に住んだ経験がありますが、一人暮らしなら断然バストイレ一体型をおススメします。
今回は、そんな私の経験と知識に基づき、バストイレ一体型ユニットバスの知られざるメリットと、快適に使うための秘訣をたっぷりご紹介します。
固定観念を覆す!バストイレ一体型のメリット
多くの人が敬遠しがちなバストイレ一体型ですが、実は賢く選べばメリットがたくさんあるんです。
驚くほど掃除がラク!究極のタイパ術

一般的に、トイレ掃除は週に1回程度、念入りに行うことが多いのではないでしょうか。便器の中はもちろん、床や壁、ペーパーホルダーなど、意外と掃除箇所が多いもの。
また、洗面台も週に1回は掃除する方が多いのではないでしょうか。
しかし、バストイレ一体型ユニットバスなら、この常識が変わります!
なぜなら、毎日浴びるシャワーが、ついでにトイレや洗面台の掃除を済ませてくれるからなんです。
シャワーを浴びる際に、壁や床に飛び散った石鹸カスや水滴をシャワーでサッと洗い流す。これだけでも、汚れの蓄積を大幅に防ぐことができます。
さらに、最後に便器の内側や周りにシャワーをかける習慣をつければ、汚れ対策ができるのです。
これは、独立型では考えられない時短術!
わざわざトイレ掃除と洗面台掃除の時間を設けなくても、日々のシャワータイムが掃除代わりになるのです。
あなたの貴重な時間を大幅に節約できるタイパ(=タイムパフォーマンス)術です。
侮れない家賃の安さ!究極のコスパ・スぺパ術

賃貸物件を選ぶ際、家賃は最も気になるポイントの一つですよね。
一般的に、バストイレが独立している物件よりも、一体型の物件の方が家賃相場は低い傾向にあります。
例えば、都心部の一人暮らし向け賃貸の場合、独立型と一体型で月々数千円から1万円以上家賃が違うことも珍しくありません。
年間で考えると、かなりの金額が節約できることになります。
これは、一体型ユニットバスの方が建築コストを抑えられることや、そもそも一般的に人気が少ないため、家賃設定も低めになることが多いからです。
また、同じ住宅面積でも、バストイレが独立しているタイプと一体型のタイプでは、実際に使える居住スペースに差があります。
一体型ユニットバスを採用している物件のほうが、居住スペースが広くなるためスぺパ(=スペースパフォーマンス)も良いと言えます。
▼賢い物件選びのヒント ・同じエリアで、独立型と一体型の物件の家賃相場を比較してみましょう。 ・築年数が少し古い物件でも、リフォーム済みのきれいな一体型ユニットバスであれば、快適に過ごせる可能性があります。 |
冬場は意外と暖かい!?隠れたコスパ
これは意外かもしれませんが、一体型ユニットバスは、冬場の暖房効率が良い場合があります。
独立した浴室のように、冷たい空気が入り込むスペースが少ないため、 暖かい空気が逃げにくいのです。
過度な期待は禁物ですが、ヒートショックのリスクを軽減する意味でも、ある程度のメリットはあると言えるでしょう。
デメリットを克服!快適な一体型ユニットバス生活を送るための対策
もちろん、バストイレ一体型にはデメリットがないわけではありません。
「狭い」「湿気が気になる」「臭いが心配」といった声も聞かれます。
しかし、これらのデメリットはちょっとした工夫で十分にカバーできるんです。
換気対策:換気扇は常に回す

「換気扇は入浴中だけ回せばいい」
そう思っていませんか?
一体型ユニットバスの換気扇は、24時間常に回しましょう。
一体型ユニットバスで最も重要なのが換気対策です。湿気を放置すると、カビの原因になるだけでなく、不快な臭いにもつながります。
「電気代が心配…」という方もいらっしゃるかもしれません。
具体的に電気代を試算してみましょう。
▼1時間あたり5Wの換気扇を24時間つけっぱなしにした場合 5W × 24時間 × 30日 ÷ 1000 = 3.6 kWh/月 1kWhあたりの電気料金を仮に30円とすると、 3.6 kWh × 30円/kWh = 108円/月 |
ひと月あたり約100円でカビ対策になるなら安いですよね。迷わず換気扇は常に回すのがおススメです。
臭い対策:清潔さを保つためのルーティン

換気をしっかり行っていれば、基本的には臭いの問題は起こりにくいですが、念のため対策をしておくと安心です。
▼イヤな臭い対策 ・繰り返しになりますが、換気を徹底しましょう。 ・定期的に浴室用洗剤(ルック バスタブクレンジングがおススメ!)で清掃しましょう。 ・消臭効果のある芳香剤や消臭剤を活用しましょう。置くタイプだけでなく、吊り下げタイプやスプレータイプも効果的です。 ・排水口の掃除をこまめに行い、臭いの元となる汚れを取り除きましょう。 |

物件選びのポイント

これから物件を探す方は、以下の点に注意して選んでみてください。
築年数とリフォーム状況 | 古い物件でも、ユニットバスがリフォームされていれば、比較的キレイで使いやすい可能性があります。内見の際にしっかり確認しましょう。 |
換気機能 | 換気扇の種類(常時換気機能付きかなど)や、窓の有無を確認しましょう。換気能力が高いほど、湿気対策はしやすくなります。24時間付けっぱなしができないタイプの換気扇が設置されているケースもあるので注意です。 |
広さ | 同じ一体型でも、広さに多少の違いがあります。実際に内見して、圧迫感がないか確認しましょう。 |
まとめ:賢い選択で、豊かな一人暮らしを
「狭い」「使いにくい」といったイメージを持たれがちなバストイレ一体型ユニットバスですが、それは過去の固定観念かもしれません。
掃除のしやすさ(タイパ)、家賃の安さ(コスパ)、空間効率性(スぺパ)、そして工夫次第で実現できる快適性。
これらを総合的に考えると、バストイレ一体型は、特にタイパ・コスパ・スぺパを重視する一人暮らしのあなたにとって、非常に賢い選択肢と言えるでしょう。
今回の記事を参考に、ぜひ一度、バストイレ一体型の賃貸物件も視野に入れて探してみてください。きっと、あなたの理想の暮らしが見つかるはずです。
さあ、あなたも賢くバストイレ一体型を選んで、時間とお金とスペースを有効活用した、豊かな一人暮らしを始めませんか?
コメント